魅力的な「ボギー・スタイル」が特徴の俳優ハンフリー・ボガート。
今回はハンフリー・ボガート出演のおすすめ映画ランキングTOP10を紹介していきます。
ハンフリー・ボガートのプロフィール
- 本名:ハンフリー・ディフォレスト・ボガート(Humphrey DeForest Bogart)
- 生年月日:1899年12月25日
- 没年月日:1957年1月14日(57歳没・死因:食道がん)
- 国籍:アメリカ合衆国(ニューヨーク出身)
- 職業:俳優
- ジャンル:映画
- 身長:173cm
- 配偶者:ローレン・バコール(1945-)
1930年代はギャング映画の出演が多かったが、40歳を過ぎてから『マルタの鷹』のようなフィルム・ノワール作品に出演し、『カサブランカ』等への出演で一躍ハードボイルド・スターへ。
後年には『アフリカの女王』でアカデミー賞主演男優賞を受賞し、演技派としても活躍する。
1999年にAFIが発表した「映画スターベスト100」では男優として1位に輝く。
「ソフト帽を被り、トレンチコートを着て、紙巻きタバコをふかす」という「ボギー・スタイル」は大衆の憧れの的となった。
プライベートでは、ヘビースモーカーであり、酒豪であったことが知られてる。
『脱出』や『三つ数えろ』で共演したローレン・バコールと4度目の結婚をし、没するまで共にした。
ハンフリー・ボガートの出演映画おすすめランキングTOP10
第10位 『アフリカの女王』(1951年)
初めてアカデミー賞主演男優賞を受賞した作品
舞台は1914年のドイツ領東アフリカの奥地。
第一次世界大戦が勃発し、村が焼き討ちにあい、住民は拉致されてしまう。
ドイツ軍の目から逃れた二人は、小型船「アフリカの女王号」に乗り込み、ドイツ軍の船を手製の魚雷で撃沈させようと考えるが…。
この作品はアフリカで本格的なロケを敢行し、リアリティのある映像となっています。
ヒゲ面のハンフリー・ボガートのワイルドな演技に魅せられるでしょう。
第9位 『ハイ・シェラ』(1941年)
ハンフリー・ボガートの事実上の初主演作品
タイトルの『High Sierra』は、米カリフォルニア州東部に位置するシエラネバダ山脈の別名。
なぜホテル強盗の犯罪映画のタイトルが山脈の名称なのか?ぜひ作品をご覧ください。
第8位 『ケイン号の叛乱』(1954年)
超一流キャスト・スタッフによる映画史に残る名作ドラマ
ピューリッツァー賞を受賞したハーマン・ウォークの世界的ベストセラー小説が原作。
第二次世界大戦中、アメリカ海軍の駆逐艦ケイン号に配属された主人公。海軍士官を中心とした船上での対立や、軍法会議を描く社会派作品。
ケイン号で起こった事件の真相とは…?
ハンフリー・ボガートの狂気すら感じる圧巻の演技に注目です。
第7位 『三つ数えろ』(1946年)
ボガート&バコールによる難解なサスペンス映画
ハード・ボイルド小説の古典、レイモンド・チャンドラー著『大いなる眠り』をハワード・ホークス監督が映画化。
私立探偵のフィリップ・マーロウは、大富豪のスターンウッド将軍から依頼を受ける。その依頼はガイガーという男から脅迫を受けているというもので、男の尾行をすると…。
この作品はプロットが込み入っており、非常に難解ですが、ハード・ボイルドなボギーの魅力がたっぷりで、何度も繰り返し観たくなる映画です。
第6位 『潜行者』(1947年)
前半が一人称の視点で撮られた野心的な作品
まず、この映画では主演のハンフリー・ボガートが前半40分も姿を現しません。
斬新な主観映像にグッと引き込まれ、ローレン・バコールの美しさにも魅了されるでしょう。
主人公は無実の罪で投獄され、刑務所から脱獄し、その途中で謎の女性に助けられる。身分を隠す為やむを得ず整形をし、真犯人を探すことに…。
第5位 『脱出』(1944年)
後に結婚するハンフリー・ボガートとローレン・バコールが出会った映画
ハワード・ホークス監督による「ハード・ボイルドの金字塔」とも称される作品。
ローレン・バコールのデビュー作でもあり、バコール演じるスリムは映画史上の象徴的な役柄として高い評価を得ています。
アーネスト・ヘミングウェイの1937年の小説『To Have and Have Not』が原作になっています。
第4位 『黄金』(1948年)
第21回アカデミー賞&第6回ゴールデングローブ賞を受賞した映画
1920年代のメキシコが舞台。3人の男たちが一攫千金を夢見て金鉱へ旅立つ話。
黄金の魅力に取り憑かれ、仲間に対して疑心暗鬼になると、金を独り占めしたい衝動に駆られていく…。
堂々としたハード・ボイルドな役柄の印象が強いハンフリー・ボガートですが、この作品では打って変わって泥臭く、人間らしい感情や欲望との葛藤を演じています。
第3位 『マルタの鷹』(1941年)
探偵小説を映画化したフィルム・ノワールの古典的作品
主演ハンフリー・ボガートの出世作。
ダシール・ハメットの探偵小説を忠実に映像化した作品で、1940年代の名作映画の一つとして数えられています。
これぞハード・ボイルド。感情に流されない、冷徹な探偵役がハマっています。
第2位 『麗しのサブリナ』(1954年)
オードリー・ヘップバーンとの共演、最高のロマンチック・コメディ
数々の映画賞を受賞した『麗しのサブリナ』、作品名くらいは聞いたことある人も多いはず。
大富豪ララビー家に仕える運転手の娘サブリナによる、恋と成長の物語。ハンフリー・ボガートはララビー家の長男、仕事人間のライナスを演じる。
プレイボーイの次男デイヴィッドに失恋したサブリナはパリへ旅立ち、2年後、見間違えるような美女に成長し帰国すると…。
「サブリナパンツ」の語源となっており、初期のジバンシィが衣装提供をする等、ファッション史にも残る映画作品です。
第1位 『カサブランカ』(1942年)
これぞボギー!戦時色の濃い名作ラブロマンス映画
「君の瞳に乾杯」というセリフで有名です。
舞台は、ドイツの管理下に置かれたフランス領モロッコの都市「カサブランカ」
カサブランカでは、アメリカへの亡命を図ろうとする人々で溢れていた。
酒場を営む主人公のリックは、以前にパリで突然消えてしまった恋人イルザと偶然の再会を果たすが…。
第二次世界大戦中に製作され、製作国アメリカとしての他国への扱いや、当時の戦況を伺える歴史的背景のある作品。
当時、アメリカとドイツは対立関係にあり、フランスはドイツの占領下に置かれていた。ということを覚えてから観ると分かりやすいですよ。
劇中で演奏されるテーマ曲「As Time Goes By」が印象的で、哀愁漂うロマンチックな映画です。
まとめ
この記事では、ハンフリー・ボガートのおすすめ映画ランキング10選を紹介しました。
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